2024.07.16

国連ハイレベル政治フォーラム サイドイベントへの参加

2024年7月8日から17日に開催された「国連ハイレベル政治フォーラム」の2つのサイドイベントに、上智大学ユネスコチェア責任者の杉村美紀教授が参加しました。

1.「高等教育サスティナビリティ・イニシアティブ(HESI)」への参加

国際連合本部(ニューヨーク)での国連ハイレベ政治フォーラムのサイドイベントとして行われたHESI(Higher Education Sustainability Initiative)のパネル(2024年7月15日)に参加し、高等教育機関が果たすSDGs目標達成についての役割について討論を行いました。

HESI会場の様子(国連本部ビル)
HESI会場の様子(国連本部ビル)

本年より、国連大学サスティナビリティ高等研究所(UNU-IAS)がHESIの共同議長に選出されたことを受け、日本の大学の参加機会を得ました。パネルでは変革が求められる高等教育の在り方について議論が行われました。杉村教授の発表では、日本が取り組む事例として、UNU-IASが事務局を務め、上智大学もメンバーである日本の大学の取組「SDG大学プラットフォーム(SDG-UP)」ならびにUNU-IASのもとで展開されている「アジア太平洋環境大学院ネットワーク(ProSPER.Net)」の事例をふまえ、高等教育における持続可能な開発のための教育(ESD)の展開と国際連携およびネットワークの重要性について発表しました。

HESIのパネルの様子
HESIのパネルの様子

2.ユネスコ 中南米・カリブ海地域高等教育センター (IESALC)主催のパネルへの参加

同じくサイドイベントとして7月15日午前中に現地のドイツ総領事館で開催された、ユネスコ・中南米・カリブ海地域高等教育センター (IESALC)主催のパネルに参加し、SDGsの目標におけるWhole Institute Approachというテーマで討論を行いました。同パネルは「高等教育機関のサスティナビリティ評価ツール(The Sustainability Evaluation Tool for Higher Education Institutions :通称SET4HEI))」(https://set4hei.org/self-assessment/)の発表にあわせて開催されたもので、SDGsゴールへの参画が評価される新たな指標が紹介されました。

IESALC主催シンポジウムの登壇者
IESALC主催シンポジウムの登壇者
高等教育機関サステイナビリティ価ツール(SET4HEI)の発表案内
高等教育機関サステイナビリティ価ツール(SET4HEI)の発表案内

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